メタボリックシンドロームとは
メタボリックシンドロームとは、日本語にすると『代謝症候群』という意味になります。よって、メタボリックシンドローム=肥満ではなく、肥満の方の多くがメタボリックシンドロームである、というのが正しい認識です。まず、メタボリックシンドロームとはそもそもどういう意味なのでしょうか。これがなぜ肥満という意味でよく使われているかというと、その合併症のすべての要素が、肥満体質の人が陥りやすい病気だからです。
具体的に内容を説明すると、内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・高血糖・高脂血症の中の2つ以上を合併している状態の事を指します。このメタボ検診の実施によって、これまで以上にメタボリックシンドロームについて考え、その予防策を調べるようになった社会人の方は多いかと思います。実際、多くの方が「肥満の事」と思っていたようです。逆に言えば、問題となるくらい、あまり知られていないこととも取れます。
予防をする上でも、ただ単に体重を減らすだけではメタボの予防とはいえないのです。これまではテレビでよく言葉として聞く程度だった方も、身近に感じるようになったかもしれません。今年の4月から、メタボ検診という特定健康診査および特定保険指導が実施されました。
最近は雑学系の番組などでも問題として出されているのをよく見かけますね。そこで、ここではメタボリックシンドロームというものについて、改めて考えていきたいと思います。つまり、メタボリックシンドロームとは合併症の事です。
メタボリックシンドロームの怖さ
高血圧も高血糖も高脂血症も、血液検査などの検査を行わない限り、自分ではわからないという方がほとんどでしょう。その予防を国家レベルで行おうという事で、メタボ検診が始まったくらいですから、どれだけ恐ろしい病気かわかるかと思います。よって、元々死の危険がある状態が、発見の遅れでさらにその危険度を増すという事になります。しかし、日本人はその食生活が欧米化してきた事や、仕事のスタイルが夜型になってきている事から、生活習慣病を抱えやすいライフスタイルになってきており、肥満体型の人も年々増えてきています。
糖尿病に代表されるように、合併症を呼び込む状態というのは、死の危険を呼び込む非常に危険な状況です。予防どころか、メタボとその予備軍の数は増える一方です。それは、治療の致命的な遅れにつながる事はいうまでもないでしょう。それが何を意味するのかというと、複数の病気を抱えている非常に危険な状態ということです。
内臓脂肪型肥満は、通常の肥満とは違い、内臓につく脂肪なので、外見では判断できません。このようなメタボリックシンドロームは、予防する事が十分に可能な病気ではあります。つまり、合併症を起こしている状態にもかかわらず、自分が危険な状況にあるという事を理解できないというケースが多いという事です。メタボリックシンドロームの恐ろしいところは、そういった危険を含んでいながら、自覚症状がほとんどない点です。
メタボリックシンドロームもまた、命の危険ゼロとは言い切れない状態なのです。メタボリックシンドロームとは、肥満の事ではなく、れっきとした病気です。それもただの病気ではなく、合併症です。
コラム
- メタボリックシンドローム 対策情報サイト【METABOO!(メタブー)】メタボ
- 「メタボリックシンドローム対策」で健康生活を応援する情報サイト「METABOO!(メタブー! ... 効果的なメタボリックシンドローム 対策で、 ... 特定健診って何?その背景のメタボリックシンドロームとは?ちゃんと知っておこう! ...
- ニッスイ|ニッスイアカデミー|役立つデータクリッピング
- ... 「2004年国民健康・栄養調査」によると、40〜74歳の男性の2人に1人、女性の5人に1人が「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)」の「有病者」か、「予備群」であることが分かりました。 ... メタボリック・シンドロームの判定基準 ...
- メタボリックシンドローム 家庭の医学 - Yahoo!ヘルスケア
- メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積によりインスリンの働きが低下し、糖尿病や高脂血症や高血圧などの動脈硬化の危険因子が、 ... 他の項目が満たされれば、メタボリックシンドロームと診断されます。 ...
メタボリックシンドロームの兆候
メタボリックシンドロームの兆候としては、やはり肥満が上げられるでしょう。気を抜くとお腹が出てしまっている。ですが、まったく兆候がないわけではありません。食後でもないのにお腹が軽く張っている。そういった人たちは、どうすればいいのでしょう。
むしろ、怪しむべき兆候は数多くあります。よって、肥満の兆候が見られるということは、メタボリックシンドロームの兆候でもあるのです。それまでよりも明らかにお腹周りが1サイズ増えた、という時、すでに危険は迫っています。基本的に、メタボリックシンドロームは、痛いとか苦しいといった自覚症状がないので、気がついたら進行していたというケースがほとんどです。例えば、以下のような状況の場合は、注意が必要です。
肥満といっても、100kgを超えるような状況を指すわけではありません。その兆候を確実に察知することで、予防に次ぐ防衛線とすることができます。そんな病気から身を守るためには、予防策を常に実施しておくことが第一でしょう。メタボリックシンドローム=肥満ではありませんが、メタボリックシンドロームの原因のほとんどが、肥満体質になった時の状態であったり、肥満になる際の原因であったりと綿密な関係性を持っています。
メタボリックシンドロームは、自覚なき恐ろしい病気です。しかし、現在の生活環境ではなかなか予防もままならない、という方も多いはず。十分気をつけましょう。ベルトの穴をひとつ手前にしなくてはならなくなった。
兆候その2
肩こり、頭痛、耳鳴り、めまい、動悸、息切れといった症状が慢性的に起こるようなら、メタボリックシンドロームの可能性を疑い、予防を考える必要があります。結局のところ、こういった兆候は兆候としては自覚しにくいのが現実です。それが、メタボリックシンドロームを自覚なき難病としている理由です。ただ、これらはすべてメタボリックシンドローム特有の症状ではありません。よって、こういった症状だけでは、たとえ兆候であっても中々メタボリックシンドロームと結びつけ、予防まで考えるのは難しいようです。
もし仕事が忙しくてそうなっているなら、深く悩む必要はないかもしれません。ただ、忙しい状況であっても、体調不良の原因がメタボリックシンドロームである可能性は十分あります。肩こりなどは、ちょっと重労働したり毎日パソコンと格闘していれば、誰でももってしまう病気です。血液検査を受けて何もなければ、その時点でメタボリックシンドロームの疑いはなくなるわけですから、安心を買うという意味で病院にいってみるのが望ましいでしょう。
メタボ検診での検査によって、メタボリックシンドロームの兆候はしっかり把握でき、予防する事ができることでしょう。しかしそうではない場合は、病気を疑うべきでしょう。こういった症状と自分の現在の状況を照らし合わせてみると、どうでしょう。そこで、メタボ検診という制度ができたのです。
メタボリックシンドロームの兆候として、肥満以外にあげられるのは、体調変化です。めまいにしても頭痛にしても、疲労からくる一過性のものが大半でしょう。とはいえ、なかなかそんな時間を取れないのが社会人。もしも動悸やめまい、頭痛などを常日頃感じるようなら、まず病院へ行くことが第一です。